Discussion
K.U.E.L. Summer Seminar 2009(P.D.D.)
同 参加費の振り込み方法についてのお知らせ
同 Application Form
甲テーブル総評
2009年度春の大セミナー 関東内順位
1位 浅沼(成蹊3)
2位 吉田(上智3)
3位 西尾(上智3)
Dランク
浅沼(成蹊3) 吉田(上智3) 西尾(上智3) 大野(法政市ヶ谷3)
王(UT2) 鈴木(明治3) 渡辺(明治3) 千葉(明治3) 菊池(青学3)
D−ランク
佐藤(法政市ヶ谷3) 坂東(法政市ヶ谷3) 本田(青学3)
宮川(青学3) 杉浦(上智3) 芳田(上智3) 藤枝(法政多摩3)
西部(東洋3) 水谷(青学2) 石原(法政市ヶ谷3)
2年カウンターA
1位 田丸(明治)
2位 寺元(明治)
3位 羽室(青学)
篠原(明治) 宮本(明治) 大南(青学) 松久(UT) 大木(上智)
2年カウンターB
幸島(明治) 斉藤(明治) 吉田(法政市ヶ谷)
榎本(法政市ヶ谷) 田辺(法政市ヶ谷) 山本か(法政市ヶ谷)
佐藤(東北)
※2年カウンターBの佐藤さん(東北大学)をClosing Ceremonyでの発表用紙に記載し損ねてしまいました。大変申し訳ございません。
4thエキシビジョン ジャッジ:浦木(UT4) 飯嶋(明治4) 山口(上智4)
総評:
知識やスキル面ではさすがエキシビ!と思わせるほど申し分なかったが、各々が柔軟さに欠けているということが如実に表れたテーブルだったのではないだろうか。
ASQではOpinion Presenterであった浅沼(成蹊3)が、上手くテーブルをコントロールしていた。具体的にはclear/unclearのConfirmationで話を終わらせて、そのまま次へつながるSuggestionを打てていた。これはオピメの手本となるスタイルだと思われるのでぜひ後輩へと伝えていってほしい。
また、×NFCでは王(UT2)がArgumentを出し、全パンツは1時間以上かけてエリアタスクのセオリーを使って「いかにそのアーギュを話さないか」に執着していた。
あの状況下では、西尾のSuggestionのように、柔軟に考え、examineを始めてdataのコンセンサスを取らせ、warrantでエリアセオリーを使って流してあげたほうが、双方がwin-winになり一番効率的で早く収束させることができると思われる。
【話したいVS話させたくない】では真っ向からぶつかり合ってしまうので、アーギュメントではいかに妥協にするかがカギになってくる。
故にアッセンブリーに向けては、『柔軟な発想』と『アーギュメントに乗る勇気』を身に付けていってほしい。
明治大学4年 飯嶋秀幸
テーブル全体としてのレベルはエキシビというだけあって高いものだった。個々のカンファメやサジェスチョンをとっても、ミスカンや必要性のわからないSもなく、よかったように思う。しかし、アイデアやプロシージャーという面で成長の余地が多いにあると感じた。ありきたりのアイデアやプロシというのは議論において重要であるといえるが、それにとらわれすぎているのではないかと感じる場面が多々あった。たとえば、しばしばセオリーがどうのこうのということでアーギュを流したりすることがあるが、そのセオリーが本当に正しいのかということに疑問を持ってほしい。セオリーというのは単なる道具の1つに過ぎないのだから、それに縛られることはマイナスになることはあってもプラスになることは少ないように感じられる。またアイデアという面では奇抜さを求めているわけではないが、今のディス界の流れとしてアイデアをいかにトリートするかに重きが置かれていて深さが感じられないように思う。エキシビでディスをしたメンバーは今後のディス界を担っていく存在なのであるからテクニックだけでなくいかに意義のある議論をするかにも重点を置いてほしい。
また、自分がエキシビにいたということを謙虚に受け止め、君たちには後輩に指導していく責務があるのを忘れないでほしい。今後の活躍に期待しています。
東京大学4年 浦木隆太
5th D+テーブル ジャッジ:林(明治4) 木村(上智4) 三橋(東洋4)
<テーブル総評>
各々が自らの力をよく理解し、また、その力を出し切ろうとする姿勢を感じ取ることが出来たテーブルであり、一ディスカッサントとして非常に好感の持てるディスカッションでした。ASQが23分で終了するという驚異的な速さの中でも、ストラテを最短のプロシージャーで取りつつ、それらを良質なカンファメーションによりテーブルに落とし込んでいたことは特筆すべき点だったと思います。ただ、議論が進み意見が対立し始めていくにつれて、どうしても“進め方”にこだわってしまい、結果的に議論の停滞を余儀なくされてしまった感は否めませんでした。テーブルに出ていたアイデアの質は非常に高いものであり、コンパリを通じての議論の深化を大いに期待していたため、ディスカッションが不完全燃焼に終わってしまったことが心残りでした。
以上を踏まえて今回のディスカッションのポイントは2つ
@ コンパリの進行について
A 柔軟性
であると筆者は考えます。
まずは@に関して。今回はASQが非常に早く終わったため、コンパリに多くの時間を割くことができました。しかしそれでも結論を導くことができなかった理由として考えられる要因が、「Decision criteriaの欠如」があると思います。コンパリでは相対するAとBという意見のどちらかを優先、あるいはどちらもカバーできるような落とし所を見つけることによって結論を導きます。その際、人は必ず自分の中の尺度に基づいて意思決定をします。そのことは政府による政策決定の際も変わらず、政策の決定には何かしらの尺度が必要になってきます。今回のディスカッションではコンパリで提示する意見を成り立たせるためのストラテは見受けられ、実際に意見を成り立たせることは出来ました。しかしそこからの議論進行の拠り所となるコンセンサスがとれていなかったがために、コンパリ時に話が右往左往してしまったのではないかと思います。Decision criteriaは政策決定の尺度になるので日本政府のスタンスや思想が関係してくることが多く、コンセをとることは容易ではありませんが、ぜひそのような部分にも足を踏み入れてもらえたらと思います。
続いてAに関してですが、これは「相手の議論を受け入れる勇気を持つこと」を意味します。もちろん論理的に破綻している意見に対しては論理矛盾を追及する必要がありますが、相手の主張が論理的に成立していて、議論が平行線を辿ってしまう場合は、一度相手の意見を受け入れた上で、自分の意見を出していけるように考えをシフトした方がテーブル全体のため、ひいては自分自身のためにもなります。仮に相手のやり方に則って議論を進めて欠陥が出なければそのやり方で合っていることになりますし、問題があればその際に対処すればいいのです。常に自分のフィールドの上だけで戦うのではなく、相手のフィールドの上でも戦えるディスカッサントを目指してください。そのための判断力、理解力、決断力は、不断の努力がモノを言うので、日頃から柔軟に対応するよう心がけてみてください。(もちろん、プレゼン力を磨いて相手に自分の意見を納得させる力を身につけることも重要です。)
<順位に関して>
シンプルかつ的確なカンファメとサジェッション、そして自身の展開するアーギュメントにより、テーブルの中で一番の推進力となっていた浅沼(成蹊3)を関東一位としました。そして、オピメとして安定したディスのフィールドを作り、時折見せる光るサジェッションでテーブルを進めていた吉田(上智3)を関東二位とし、次点には、テーブルの停滞を打開する的確なカンファメを適宜していた西尾(上智3)としました。大野(法市3)は常に良い雰囲気を保ち、テーブル停滞時には話を進めようとする姿勢を見せていましたが、状況を打開するには至らなかったのが非常に惜しかったです。一位と二位の差は、停滞を生む要因になる発言・スタンスをとっていたか否か、二位と三位の差は、テーブルを進める発言が多さ、そして三位と四位の差は発言の有用性です。
<コメント>
関東最上位テーブルということで、各々の緊張感と情熱がテーブルを支配したディスカッションでした。メンバー一人一人が自らの力を理解し、全力でそれを発揮できるように取り組んでいる姿勢、また、エキシビションテーブルとして「価値のある結論」の追及にメンバー全員の視線が向いていることが印象的で、素晴らしいディスカッションであったと思います。今回は一位から四位まで順位がつきましたが、順位は関係なく、一人一人が他者に影響を与えられるような素敵なディスカッサントであることは間違いないです。残りのディスライフは本当に早く過ぎていきますが、自分を見失わず、一人でも多くの後輩・同輩、そして先輩までも巻き込めるように、自分の力に満足することなく、邁進していって下さい。アッセンブリーでまた会いましょう! 春セミナー本当にお疲れ様でした!
文責:三橋広伸@東洋大学
<コメント>
D+候補テーブルということでSQは非常に高いレベルで行われていたと思います。一人ひとりが自分のテーブルでの役割を理解し、非常に良いペースで進んでいてレベルに相応しいものを見ることが出来ました。
しかし後半からお互いの意見が噛み合わず、その部分の進め方において相手を巻き込める程の妥当性のあるRSNや、先をしっかりと読んだ発言に欠けていたように感じました。
4人とも高いスキルを持っているので、そこからもう少し柔軟性や先を読む力を身に付けていって欲しいと思います。
自分のディスを順位という客観的な指標で評価される機会は残り1度であり、かつその機会に悔いが残らないよう各自が今回の春セミで感じたことはしっかりと次までに改善し、次につなげていって下さい。
文責:林宏樹@明治大学
5th Dテーブル ジャッジ:森田(明治4) 山口(上智4)
<Table総評>
お疲れ様でした。各大学の代表的な人達の集まりだけあって、一人ひとりの発言は非常にQLが高く、「絶妙なチャートで周りの理解を深める人」「コンスタントに話をまとめる人」「別な切り口で話をまとめる人」「ロジックで話をまとめる人」「自分の土俵に周りを巻き込んで話を進める人」など、各々が自分の強みを発揮してTableに貢献できていた点で、5thのD Tableらしい非常にレベルの高いディスカッションだったと思います。
しかし、しばしば自分の発言に固執して、Suggestionをかぶせ合う事でTableを停滞させてしまうシーンが見られた事も事実であり、その点においては協調性に欠けるもので、もう少し周りの人の発言を尊重する心が欲しかったのは正直な感想です。
<判断基準及び改善点>
MandateにてCounter Planが2つも出た時など、話が複雑になった時、Tableメンバー一人ひとりがそれを解決しようという意志が見受けられ、又それを解決する手段を持っていているように感じました。しかし皮肉にも、それを場の流れを読む事なく多くの人が出してしまったが故に、ごちゃってしまうというシーンが多々あった点については残念でした。各個人の発言がどれも間違っているわけではなく妥当性の高いものが多かったからこその言葉です。
その中で明暗を分けたものは、ニーズに合うもの、合わないものの違いでした。故にDに残すか残さないかの基準は、周りのレベルが高いDISの中で「いかに周りを求心できたか」又は「自分のアイデアに固執する事なく、相手の土俵でいかに自分の役割を見つけられたか」に置き、この点を加味してランク付けを行ないました。この点は発言内容に「速さと深さ」+αを意味します。
今回のディスカッションをやって感じた人もいるかとは思いますが、「ディスカッションはコミュニケーションである」という事。周りの人間を尊重しながらみんなでゴールに向かう話合いです。自分のやりたい方向に持っていった者が勝ちという訳ではありません。自分なりのアイデアを持つ事は非常に評価できる点ではありますが、人の意見をいかに尊重できるか、人の土俵でいかに自分の話をするか、ここに今後の改善点があると思います。
<コメント>
本当にお疲れ様でした。この大会に参加するにあたって、多くの辛い思いをし、その不安から逃げたくなる事もあったのではないでしょうか。しかし決して忘れてほしくないのは、このTableにいた人達は全員この春セミという舞台で素晴らしいパフォーマンスができたからこそだという事です。そしてこのTableにいた人達は全員がランクを残しました。ランクを取るという事は取れなかった人達もいるという事です。そんな人達の気持ちを胸に、慢心する事なく、皆さんのこれからの更なる躍進、DIS界発展のための尽力を期待しています。素晴らしいディスカッションをありがとうございました。
文責:森田 圭(明治大学4年)
5th D−総評 ジャッジ:ビースト(法政多摩)
〈テーブル総評〉
このテーブルのディスカッションがD−のテーブルにおけるディスカッションであったかどうかに関しては言及しません。しかし、内容に関してはテーブルにいた8人が1番実感していると思います。
今回の総評では、春セミのジャッジ基準の『速さと深さ』に則して書きます。
まずは、ディスカッションの速さに関して。
3時間という限られた時間の中で何ができるのか、また何をしなければならないのかということをもっと考えなければいけないと思います。序盤、丁寧さを追求するあまり、すでに意思統一がなされていることを確認する行為が多発しました。結果、時間がなくなってしまった。このような経験から、タイムマネージの感覚をぜひ身につけていただきたいと思います。逆に、終盤になると、丁寧さの欠如から、プロシージャーを争う場面が見られました。結果、2つ以上あるプロシージャーの中から1つをジャンケンで選ぼうとするなどという悲惨な状況が生まれました。日ごろ、「論理的思考能力」を求めているはずのディスカッサント達が緊急事態に論理を捨てるのは非常に悲しいのかな、と感じました。
次は深さに関してを述べます。
ディスカッション後のリフレでも述べましたが、何も深まっていませんでした。
このテーブルでの結論を一般の人(大学の友達等、PDDを経験していない人)に話した場合、どんな反応をするでしょうか?それぞれのトピックにおいて、現状が良いのか悪いのかということを話し合っているだけなのに、フォーマットやセオリーというものが本来話し合わなければならないものを薄めてしまうのは非常にもったいないと思います。
テーブルの8人が今後DIS界を牽引する者になれるのかどうかは、私にはわかりません。しかし、ランクに関わらずテーブルにいた8人全員が悔しい思いをしていたのはわかります。今後の成長は、いかに5thのディスカッションを胸に刻み続けられるのかだと思います。たくさん厳しいことを書きましたが、8人全員の今後の成長を心から願っています。
〈ランク決定理由〉
そのようなテーブルの中、D−を維持できた2名は速さか深さのどちらかは追及できると思いました。それが今回の決定理由です。今後、自身のさらなる成長を求めるのであれば、自分が苦手とするどちらかの分野の強化が必要になると思います。
文責 法政多摩 三澤貴之
5th D−総評 ジャッジ:阪本祐介(上智4)
T. 感想
テーブルメンバー全員から協調して話を進めていきたいという意識が感じられ、また意見の衝突時にもその姿勢が見え、大変楽しかったです。D−というボーダーラインのテーブルにもかかわらず、「楽しむこと」を忘れずにディスカッションに望んでいる姿が好印象でした。ただ、「深度」「進度」双方において、技術的あるいは論理的な面で未成熟な点もありました。逆に言えば、それら未成熟な点に関して「伸びしろ」があるという見方もでき、アッセンブリーに向けて頑張ってほしいと思います。
U. 議論展開
議論は、山本(明治3)のオピメで始まりました。シリアスネスにて、石原(法市3)が「示されたエビデンスではat least 1のTGの存在が確認できない。」という議論を提示しました。その点に関しての議論の収拾の付け方に対するスタンスを皆決め切れず、「どういった結論にしておけばいいのか。」わからずに話が停滞しました。そこで水谷(青学2)が出したマクロかつリーズナブルなカンファメが非常にわかりやすく、2年生ながら高い素質を感じました。その後石原は、シリアスネスの議論をもとにした「at least 1いるかもわからないTGを救う余地などなく、むしろアフリカの子供を救おう。」という、×NFCからカウンタープランへ移行するぶっ飛んだイシューを提示しました。それに対して、皆の意識が「CPに対するトピカリティ(医療問題でない)」などに向かい、時間の都合もあってか、どういった進行で話せばよいのか誰も決定的なリーズニングを付けれぬまま議論は停滞しました。その中での、水谷の「そもそも×NFCではない。」というリーズニング付きのカンファメは非常に的を射ていたと感じました。また、カンファメやイケてないサジェスチョンが飛び交う中で、西部の冷静なカンファメはテーブルを落ち着かせる効果があり、非常に良かったと感じました。結局決め切れないまま、時間切れが来てしまいました。全員の提示する「プロシージャーに対するリーズニング(優越性)」が甘く、ハンドリングしきれている人がいなかったのが、停滞の最大の要因だと感じました。
V. 評価基準
D−に残った者と落ちた者との判別基準に関してですが、「深度あるいは進度に対して、どちらか少なくとも一方において貢献していたか」という部分を基準としました。具体的に言えば、石原(法市3)は深度において、西部(東洋3)水谷(青学2)は進度において貢献していると判断しました。
W. 最後に
ランクを取った者は足元をすくわれないように頑張りましょう。ランクを取れなかった者は是非アッセンブリーで巻き返してくれることを期待しています。お疲れさまでした。
文責 阪本祐介(上智4)
5th D−総評 ジャッジ:深井亮(青学4)
テーブル総評:
前半は全体的に協調性がとれていたが、後半になるにつれて不毛な議論が増えていたように感じた。特にソリューションなどでは、共有できるプロシージャーなどが存在しないために、それぞれがサジェスチョンを打ち、浸透しない間に次のサジェスチョンが続く場面が見られた。加えて結局は、議論そのものをする時間が極めて少ないように感じた。膨らまない議論をいかに効率的に切るかが重要であると感じた。
最終ランクに関して:
今回のテーブルにおいて、keepとしたもの・そうでないものに分かれたので、個別的に理由を明示する。
@ Keepした者
芳田(上智3)
圧倒的な介入度と柔軟性でオピメとしてテーブルを牽引していた点を評価した。
また議論(ex:藤枝のディレクションの話)を必要以上に後に回そうとせずに、無駄な衝突を避けた点も評価した。ただ自分の軸がぶれる所も多く柔軟で良い部分と固執すべき部分の線引きが必要と感じた。
藤枝(法多摩3)
介入度は芳田に劣るものの発言のQLは高く、本質を突いている物が多い点を評価した。
加えて、方法論に固執せずにその点も他と差をつけた。しかし、自らで周りを巻き込み話を収束できればより良い。それができなかった故に自分の議論に到達できなかったとも言える。
A Keep出来なかった者(惜しい)
岩川(法市3)
発言のQLに安定感がなく、消える時間も多くみられた。またハンドリングの意思は見られたものの機能しているは少なかったように感じた。
横山(法市3)
前半は、コンスタントに活躍していたが後半の肝心な所で消えてしまった。また議論を起こす意思も感じられなく残念であった。
土橋(日大3)
時々介入するものの、サジェスチョンやカンファメーションが機能していないものが多く、
ソリューションのアーギュなども必要性を全く感じる事が出来なかった。テーブル貢献度や客観的発言のQLにおいてKeepした者と差が見られた。
B 脱落者(その他)
根本的にテーブルに介入していない、または貢献が見られない点を考慮した。
2年カウンターAテーブル
@テーブル総評
2年カウンターということもあり、皆和気藹々とディスカッションをしていたのが好印象だった。
前半は定義の違いから何度かコンフュージョンに陥ったが基本的にテンポが良く、スピーディーなディスカッションが展開されていた。また、一つ一つ話をしっかり処理して先に進めている事が多く見られ、非常に建設的で綺麗なディスカッションをしていた事は高く評価できた。
しかし、後半になると、セオリーのクレームのみのSが頻発。本人もリーズンを理解していないで発言していたりセオリーの見解の違いから場が乱れ始め、またコンフュージョンに陥っても前半の早いテンポが維持されていた為、QAミートもしなくなり、誰もコンフュージョンの原因を掴む事が出来なくなり収集がつかず終了した。
A1位〜3位の選定理由
基本的にはいかにコンクルージョンを意識しながらディスカッションを展開していたかという点を考慮して順位付けを行った。 1位 田丸
発言数は他と比べて決して多くは無かったものの、一つ一つの発言を確実に浸透させ、場に最適なSを確実に打ち続けていたのを評価した。但し、多少強引な所が節々で見られたので、丁寧なプロシーディングがこれからの課題だと感じた。
2位 寺元
積極的に発言し、一つ一つを丁寧に終わらせる姿勢が高く評価できた。また、テーブルがコンフュージョンに陥った時に冷静に原因を探索し、場に提示していたことも評価した。 課題としては、焦り始めるとプレゼンが乱れて精度が著しく落ちる印象を受けたので常に落ち着いてディスカッションに取り組む事が必要と感じた。
3位 羽室
オピニオンプレゼンターとして最低限のタスクをこなし、Sの被せ合いになった時に冷静に処理していた事が評価できる。 但し、全体を通してプレゼンに前提が強く含まれている事が多く、コンフュージョンを招いている事も多々あったので、もう少し自分のアイデアを客観的に見る事が課題と考える。
コメント
上記でも述べたがディスカッションを始める前から皆とても和気藹々とし、楽しそうにディスカッションをしていたのがとても好印象だった。基本的な議事進行能力は非常に高く、2年カウンターにふさわしいものであった。但しその反面、スピードコントロールやセオリーの更なる理解が今後の課題になると考えられる。全体的なレベルとしては高いものだったのでこれからのディス界を引っ張っていってくれる事を期待します。
法政大学市ヶ谷4年 松井祥吾
<春セミ総括>
ランクについて
上位テーブルにおける詳細は既出なので割愛させていただき、ここでは全体に関することを述べさせていただきたいと思う。 09年度の春の大セミナージャッジ基準のコンセプトは、「速さと深さ」とした。コンセプトとは、この2つの要素に沿う形で個々の評価基準をまとめていったという格好である。また、この速さと深さを判断基準とした理由としては、「限られた時間の中でテーマに対し、テーブルの統一見解に基づいた結論を出す」というDiscussionの性質を鑑みた時に、評価の基準足りえるのは、この2つの要素に集約されると考えたためである。
実際に、D−・Dというランクの線引きもこの判断基準に沿った形で出している。
D−では、速さ・深さの少なくともどちらかに貢献することを基準とし、Dでは、速さ・深さに直結する方法をまず持ち合わせているか否か、その多彩さ、議論内容に即した正確さ等を基準とした。また、求心出来たか否かも基準の一つである。
補足的として、この基準は、その他の具体的・個別的による事由により変化し得るものであり、一つの判断軸として捉えていただくのが望ましい。
「速さと深さ」は“Discussion”において普遍的に通じる観念であり、それを元に与えた評価を個々にもう一度自身を客観的に振り返ってもらいたい。おそらくどの参加者にも良い点と改善点が出てくるのではないかと思う。良い点を伸ばし、改善することを通して自身を高め、参加者とジャッジという形で対面するであろう最後の大会であるアッセンブリーに向けて頑張っていただきたい。
議論の内容について
議論の内容は、多くのテーブルにおいて「話の進め方」に終始することが多かったように思う。春セミという大会の性質上やむを得ない部分もあるとは思うが、ジャッジとして見ていて「面白い」議論ではなかった。
それを改善するための一意見として、セオリーという目的達成のための1つの方法論に固執するのではなく、あくまで目的達成のための最善の方法を模索していって欲しいと考える。常にセオリーを使って流す等の作業をするのではなく、個別のテーブルにおいて最善・最速の方法を考えたら、“たまたま”セオリーになった、という状態が望ましいのではないか。また、セオリーの良さである“ロジカルに話を進める”という点に関しても、そのセオリーを理解し、使いこなすためには個々人にロジカルさが要求される。ここに関しても留意し、改善をしていくことが望ましいと考える。
これから先に
参加者一同に留意してもらいたいことは、春セミを通して“何が培えたか”であり、これから“何を培えるか”である。培えたものは、ランクという目に見える結果ばかりではなく、多くの人が身につけたスキルであり、思考能力であり、コミュニケーションの本質であると考える。また、これから先に培えるものを発見する意味でも、現在の自分の立ち位置を見定めて欲しい。 今回は、多くの参加者から“想い”を感じ取ることが出来た。その想いも今後に生かして欲しい。アッセンブリーはもうすぐそこまできている。春セミから学び、限られた時間の中で「選択と集中」をし、個々の参加者が最善を尽くせることを心から願っている。
(上智大学4年 山口悠樹)